こんにちは、えびこです。(⇒プロフィールはこちら)
「中国語が聞き取れない原因」や「聞き取れるようになるためにはどうしたらいいのか」についてお話しします。
”中国語聞き取れない問題”は、おそらく中国語初心者さんのお悩みあるあるの1つなのではないでしょうか。
私自身も中国語が雑音にしか聞こえない状態から始めたわけですが、最初は中国語が「雑音」にしか聞こえませんでした。

「シャオシャオニャンニャン・・・」同じ言葉を繰り返してるようにしか聞こえない。
この記事では、私自身が中国語を全く聞き取れない状態から日常会話をできるようになった経験を元に、
「中国語を聞き取れない3つの理由」と「リスニング力UPのコツ」をお話ししていきます。
少しずつ聞き取りができるようになってくると成長を感じて嬉しいもの。
中国語を楽しく継続してもらうために、この記事が少しでもあなたの学習のヒントになれば嬉しいです。
Contents
中国語が聞き取れない3つの理由
中国語が聞き取れない主な理由としては、この3つが挙げられます。
■ 中国語が聞き取れない3つの理由
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圧倒的な単語・文法力不足
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声調と発音が間違っている
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覚えた単語を耳にする機会が少ない
圧倒的な単語・文法力不足
3つの理由の中で「知っている単語・文法の数が少ない」というのは一番根本的な理由です。
中国語を始めて最初のうちは、語彙数なんて数えられるぐらいしかありません。だから、文章のうちの1単語しか聞こえないということもザラにあります。
そして、知っている単語や文法が少ないので意味を成している単語として認識できず「知らない音・雑音」にしか聞こえないんです。
日本語でも同じことが言えます。
例えば、ニュースを見ていて「GMO (遺伝子組み換え生物)が・・・」っていう言葉が出てきたとします。
「GMO」がなんなのかわからないと、「じーえむおー?」ってなりますよね。
それで「GMOってなに」とネットで検索すると、「GMO=遺伝子組み換え生物」なんだということがわかります。
言葉の意味がわかれば、次からはGMOという単語が出てくるニュースが「遺伝子組み換え生物の話をしている」ということがわかるはずです。
こればかりは、知らない単語や文法に出会う→調べる→理解するを繰り返すしかありません。
発音が間違っている
「中国語は発音が命」と聞いたことはありませんか?
声調やピンインを間違って覚えていると、その声調・ピンインを含む単語がいくら話されていても聞き取れないません。
自分の中で間違って理解している発音と正しい発音がカチッと噛み合わないからです。
正しい発音ができるようになるまでの練習は正直つまらないかもしれませんが、一度覚えてしまえばリスニングにもスピーキングにも役立ちます。
覚えた単語を耳にする機会が少ない
リスニングに費やす量が不足しているということです。
単語帳の付属CDで音を確認していますか?
付属のCDを何度も聞いて練習するのはとてもいいことです。
でも、覚えようとしている単語をCD以外の様々なシチュエーションで耳にする機会がないと”聞き取れる”ようになるのは難しいんです。
実際の色々なシチュエーションでその単語が何回も使われているのを聞いて、初めてその単語が本当に「頭の中に定着」するからです。
読んでばかりでなかなか覚えられない単語を耳で聞いた後、その単語が記憶にスパッと定着した経験はありませんか?
例えば・・・
先日、Twitterで「中国語で愛人は小三」という投稿を見て「へー。」と思っていました。
それからすぐに、中国人の友達との会話で「小三」が出てきました。
その瞬間「小三」が私の脳内中国語辞書に追加されました。
単語帳のCD+様々な状況でその単語を何度も聞くことで語彙力が上がります。
そして、文章の中で聞き取れる部分が少しずつ増えていくってわけです。
中国語のリスニング力を上げるコツ
じゃあ、一体どうやって中国語のリスニング力を上げることができるの?というところをお話ししていきますね。
■ 中国語のリスニング力を上げる3つのコツ
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大量の単語・文法インプット
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正しい発音を1つ1つ覚えていく
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意識して中国語のドラマやYoutubeを見る
大量の単語・文法インプット
一番大切なのは、大量に単語や文法をインプットすることです。
ここを抜かして聞き取りができるようにはなりません。
私が効果的だと思う単語の覚え方は、下記の記事でチェックしていただけます。

単語や文法の覚え方については、色々なサイトやブログで「効果的な方法」として紹介されていますよね。
でも覚えておいてほしいのが、「実際にその方法が”あなた”に合うかはわからない」ということ。
記事に書かれているのは「記事を書いたその人には合った方法」だからです。
あなたと記事の執筆者では、能力や学習歴、学習スタイルなど様々な違いがあります。もちろん、この記事を書いている私とあなたにも様々な違いがあります。
色々な学習法を試してみて、その中でも「この方法だと覚えやすいな」とか「飽きずに続けられそうだな」と思う方法を見つけるのがベスト。
語彙学習なんて、ほんと果てしないので。
正しい発音を1つ1つ覚える
正しい発音を1つ1つ覚えていきましょう。
発音については、プロにチェックしてもらうのが一番早いです。
- 1つ1つの声調とピンインを確認していく
- 2語の単語で声調とピンインを確認していく
- フレーズで声調とピンインを確認していく
というふうに、少しずつ長くしていきながら練習するのがおすすめ。
地道な作業ですが、中国語の根っことなる部分です。
発音を頑張ることによって聞き取りがかなり楽になるので、「たのもー!」って感じで発音の道場破りをしましょう。
意識して中国語のドラマやYoutubeを見る
「意識して」というのがポイントです。
ラジオなどの音声配信でも問題ありませんよ。
意識しないでドラマや動画を見ると、どうしても「知らない単語をスルーする」ということが起きます。
せっかく新しい単語を学んで次からのリスニングで聞き取れるようになるのに、もったいないです。
- わからない単語や表現が出てきたらストップ
- すぐに意味を発音を調べて、メモったり声に出したりする
こうした積み重ねで単語や文法力がアップし、リスニング力も爆発的に上がります。

ここで、ちょっと小話
毎回毎回意気込んで観ちゃうと「作品自体を楽しめない」と感じるかも。
楽しく観たい!っていうときは、あまり気負いすぎずに楽しんで鑑賞してくださいね。
リスニングができない=ダメな自分と思わない
”頑張って勉強してるはずなのに、リスニングが全然できなくて自信がない。”
リスニングに悩んでいる学習者さんなら、一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。
私もそうでした。
「全然自分ダメだ・・・。もう中国語嫌になってきた。」
と学習をやめそうになったこともあります。
でも、そんなあなた (と昔の私) に言いたいのは、
「単語と文法が足りないだけ。ほんとそれだけ。能力があるかないかは全っ然関係ない」
っていうこと。
インプットしている知識が少ないから、聞き取れない。ただそれだけです。
お仕事でも同じことが言えるんじゃないかなーと思います。
業務を始めてすぐの時って、右も左もわからない状態で先輩社員さんが何言ってんのか1ミリもわからないことがあります。
その時、あなたはどう思いますか?
「あーあ、私全然仕事できない」って思いますか?
それとも
「今の時点ではわからないことだらけだけど、頑張って覚えていくぞー!」って思いますか?
もしも仕事を頑張っていきたいと思っているなら、自然と後者の考え方になるのではないでしょうか。
それを中国語のリスニングに置き換えてみてくださいね🌿
まとめ:中国語は必ず聞き取れるようになる
今回は、中国語が聞き取れない理由や聞き取れるようになるためのコツをお話ししてきました。
この記事のまとめ
■ 中国語が聞き取れない3つの理由
-
圧倒的な単語・文法力不足
-
声調と発音が間違っている
-
覚えた単語を耳にする機会が少ない
■ 中国語のリスニング力を上げる3つのコツ
-
大量の単語・文法インプット
-
正しい発音を1つ1つ覚えていく
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意識して中国語のドラマやYoutubeを見る
中国語の学習は果てしないです。
このブログのコンセプトでもありますが、長く続く道のりだからこそ「楽しく続けられる×自分に合った学習法」を見つけることがとっても大事になります。
最初は呪文のようにも雑音のようにも聞こえる中国語。
「何て言ってんだ?」と思いつつも、地道に単語や文法を増やしていくことで文章を構成する1つ1つのピースが少しずつ聞き取れるようになってきます。
このブログや他のサイトを参考にしながら、あなたにピッタリ合うリスニングの学習法が見つかれば嬉しいです。


