ノートは手書きがいいけど、古いノートが溜まっていく一方。
書いたあとに内容を1カ所にまとめられるようなノートないかな?
今回の記事はこんな方に向けています。
- Rocketbookとは?
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Rocketbookの特徴
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実際に使ってみた
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Rocketbookのメリット・デメリット
ノートは手書き派の私ですが、紙のノートを生産するためにたくさんの木が伐採されていることがいつも心に引っかかっていました。
そんなとき、Lifehackerの記事でRocketbookというノートを知りました。そして、「これなら手書きでノートを書きたい×資源を大切にしたい」の両方を叶えられると思い、Rocketbookを購入しました。
Contents
Rocketbookとは?
Rocketbookは、半永久的に使うことができる「ノート×デジタル」が1つになったノートです。
✔︎ Rocketbookの基本情報
商品名:Rocketbook Everlast(ロケットブックエバーラスト)
値段:ノートサイズ 4,980円(税別)/手帳サイズ
色展開:ブラック/レッド/スカイブルー
サイズ展開:ノートサイズ(21.6cm×28cm)/手帳サイズ(15.5cm×22.5cm)/ミニサイズ(9cm×14cm)
ページ数(ドット):ノートサイズ 32ページ/手帳サイズ 36ページ/ミニサイズ 46ページ
付属品:フリクションペン(黒)×1本
引用:Rocketbook
新モデル「Rocketbook Fusion(ロケットブックフュージョン)」も発売されています。
サイズ展開はノートサイズと手帳サイズの2種類で、全部で7種類のページが含まれています。
今まで手帳とノートを別に持っていた人でもこれ1冊持ち歩けばOKです。
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タスクリスト
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月間カレンダー
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アイデアリスト
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ラインページ
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週間計画シート
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OKRシート(目標管理)
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ドットページ(通常モデルと同じ)
Rocketbookの特徴
Rocketbookの大きな特徴は2つあります。
✔︎ Rocketbookの特徴
特徴①:書いた文字を水で消せる
特徴②:書いたノートをアプリで自動スキャンできる
特徴①:書いた文字を水で消せる
Rocketbookのノートに使われている素材は、紙ではなく「複合ポリエステル」。と言われてもどんな素材かピンと来ないのは私だけではないはず。
文字で手触りを伝えるのって難しいのですが、触った感覚はレシート(ちょっとツルツルしたなめらかなやつ)に近いです。
フリクションペンで文字を書いたあと、付属のタオルを少し水で濡らして文字を消すことができます。ゴシゴシこする必要はなくサラッと拭き取れます。
Rocketbook公式サイトには「1ページあたり繰り返し1000回以上は問題なく消せる」と書かれていて、Rocketbook1冊使うのが通常の紙のノート500冊分に相当するんだとか。
ホワイトボードのミニバージョンのような感じです。
特徴②:書いたノートをアプリで自動スキャンできる
ここでデジタルの強みが出てきます。事前にスキャン専用アプリ「Rocketbook」をダウンロードしておき、書いたノートをそのアプリでスキャンすると、好きな場所にデータを転送することができます。
✔︎ データの転送先は以下の6つ
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Dropbox
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Evernote
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Google Drive
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OneNote
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Slack
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電子メールアドレス
「データを転送する必要はなくてただ写真を保存しておきたい」という人は、アプリをダウンロードする必要はないと思います。
「なら紙のノートでいいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、「森林伐採を抑え環境に優しいノートである」という利点を考えてみてくださいね。

✔︎ Rocketbook特徴のまとめ
特徴①:書いた文字を水で消せる
⇒複合ポリエステルを使用していて1ページあたり1,000回以上は問題なく消せる!
特徴②:書いたノートをアプリで自動スキャンできる
⇒専用アプリで即時スキャン、データの転送先は6種類!
Rocketbookを実際に使ってみた
私が購入したのは手帳サイズで、表紙はこんな感じです。
他のレビュー記事を見ると、「リングが大きくて左のページに書くときに手に当たる」というコメントがありました。
私はそこまで気になりませんが、右利きの人なら左のページに書くときに、左利きの人なら右ページに書き始めるときにリングが邪魔と感じるかもしれません。
開くとこんな感じでドットページになっています。
見づらいですが、下の方に×が書かれています。
ここには、表紙の裏側に書かれているダイヤモンとかりんごのマークが書かれています。
事前に、専用アプリで「ダイヤモンドはGoogle Drive」とか「りんごはSlack」とかデータの転送先を決めることができて、×マークを書くことでスキャンしたデータが自動的に連結されている転送先に送られます。
個人的に「うーん」と感じたのが、文字を書き出すときに写真のようにインクがちゃんと付かないこと。気になる人は気になると思います。
それから、文字を書いたあとは少し注意が必要です。ページをよく乾かしてから閉じないとこのパンダのように隣のページにインクが移ってしまいます。インクが乾くスピードは、フーフーしたりしないと10秒くらいです。
文字は力を入れずに1回拭いただけでしっかり消えます。拭いた直後は少しペタペタするので、タオルの乾いた部分で拭いてください。
また、「ウェットティッシュを持ち歩いていれば外出先でタオルを濡らす必要がないのでおすすめ」というレビュー記事がありました。
ノートをスキャンしてGoogle Driveに転送してみました。電子ノートではないので、手書きの文字をPDFスキャンしたのと似たような画質になります。
個人的には画質にも満足です。
女性目線から見たRocketbookのメリット・デメリット
✔︎ Rocketbookのメリット
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メリット①:ノート代が浮く
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メリット②:繰り返し使える
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メリット③:手帳サイズなら小さめのバッグにも入る
✔︎ Rocketbookのデメリット
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デメリット①:フリクションペンを揃える必要がある
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デメリット②:データを見返すときのステップがちょっと面倒
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デメリット③:付箋を貼ったりできない
もうちょっと踏み込んでお話ししていきます。
メリット①:ノート代が浮く
先にお話ししたRocketbookの特徴でもちょこっと書きましたが、Rocketbookを1冊使うのは通常の紙のノートを約500冊使うのに相当します。
もうちょっとわかりやすく、コクヨのノートを例にどれくらいノート代が浮くのか計算するとこんな感じ。
コクヨの公式サイトにあったキャンパスノート(40ページ)の値段は210円。Rocketbook手帳サイズ(36ページ)の値段は4,980円。
Rocketbook1冊 4,980円=コクヨノート500冊 105,000円
人生でノートを500冊使うかと言われたらわからないですが、なんでも紙のノートに書くという人はRocketbookを買うことでノート代が浮くのではないでしょうか。
メリット②:繰り返し使える
Rocketbookの公式サイトでも、この部分が一番強調されています。
とにかく、書いては消して書いては消して・・・と1ページあたり1,000回は繰り返し使えます。
引用:Rocketbook
一般の会社員は年に10,000枚の紙を使用すると言われています。つまり、1人あたり年間で1.2本の木を消費している計算です。そのため、世界では紙の消費だけで年間40億本の木々が伐採されている状況です。
同じページを何度も使用できるロケットブックを使うことで、ミニマルでスマートな生活が送れるだけでなく、森林伐採を抑制し、地球環境の保護に少しでも貢献ができればと私たちは考えております。
引用: Rocketbook
私は、デジタルにそこまで詳しくありません。Rocketbookを購入した一番の理由は、開発者であるジョー・ルメイ氏とジェイク・エプステイン氏の「森林伐採を抑制し、地球環境の保護に少しでも貢献ができれば」という思いに共感したから。
紙は私たちの生活の色々な場面で使われていますが、その裏には「多くの木々が切り倒され地球温暖化にも繋がっている」という現実があります。
紙を使わず、また繰り返し使えるRocketbookを買うことで、環境にも配慮したノートライフを送ることができます。
メリット③:小さめのバッグにも入る
手帳サイズまたはミニサイズであれば、通勤や通学に小さめのバッグを使っている人でも問題なく持ち歩けます。
ノートの厚さも通常のノートと同じか少し薄いくらいなので、かさばることもありません。
「ミニサイズだとメモ帳っぽくてイマイチ」と感じる人は、手帳サイズを買うのをおすすめします。
デメリット①:フリクションペンを揃える必要がある
Rocketbookには付属で黒のフリクションペンが1本付いてきますが、普段から蛍光ペンを使ったり色付きのボールペンを使う人は他のフリクションペンを揃える必要があります。
紙のノートのようにどんなペンでも書けるというわけではないので、人によっては面倒と感じるかもしれません。
デメリット②:データを見返すときのステップがちょっと面倒
ノートに書いたデータを見返すとき、紙のノートであればパッとノートを開けば内容を見返すことができます。ですが、Rocketbookの場合はこのようなステップになります。
①データを転送した先のウェブサイトやアプリを開く
②データを探す
WiーFiがない環境でサイトやアプリを開けない場合や不具合/メンテナンスでサイトやアプリを開けない場合があることを考えると、少し面倒かもしれません。
デメリット③:付箋を貼ったりできない
勉強するときに付箋を貼ったりして目立たせることはありますか?
紙のノートであれば好きな場所に付箋やシールなどを貼って「重要ポイント」のような感じで目立たせる工夫ができますが、Rocketbookだと付箋やシールは貼れません。
色付きのボールペンや蛍光ペンで線を引いたり丸で囲ったりすれば目立つようにすることはできます。
ノートに付箋やシールを貼って見やすいようにしたいという人にはRocketbookは合わないかもしれません。
まとめ:Rocketbookにはコスパ良し+環境に優しいノート
今回は、「ノート×デジタル」が合わさったRockcetbook Everlastを紹介しました。
ノートは手書き派!だけど、ノートが溜まっていく一方だし情報は散らばるし・・・。という人にぜひおすすめしたいです。
個人的には、ノートのデザインがシンプルなので表紙に可愛いシールを貼っていきたいな〜と思っています。