『チャイナイノベーション』レビュー【中国モバイル経済・テックを学ぶ】

本・オピニオン
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この記事は最近読んだ「チャイナイノベーション -データを制する者は世界を制する-」という本のレビューなんですが、最初に言っておくと、今の自分の情報量や知識量では1回読んだだけで内容を完全に理解できませんでした。

 

難しいことばも割と出てきます。でもね、でもですよ。

理解できる部分は本当に面白かった。

 

もっと中国について詳しくなったら絶対に読み返したいと思う本です。

 

自分の読書記録も兼ねて、チャイナイノベーションを紹介していきますね。

 

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この記事の内容
  • 25歳・データ苦手な私目線のおすすめ度・難易度
  • チャイナイノベーションのざっくり基本情報
  • 「ほぉ〜」と思った部分・「すげぇ!」と思った部分
  • チャイナイノベーションをオススメしたい人

 

本題に入る前に、私が「チャイナイノベーション」を購入した理由を書いておきます。

同じようなことに興味がある人なら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。

 

①中国におけるモバイル経済やデジタル関連の発展に感動して、もっと知りたいと思った

⇒中国のモバイル経済・デジタル関連の発展速度の速いこと。

中国で生活したことはないのですが、1日中スマホ1台だけで生活できるなんてラクすぎます。あぁ、早くスマホ1台生活を体験したい。

 

②中国について、言語以外の面も学びたいと思った

⇒中国人の彼氏と付き合ってから、言語以外にも中国について色々学びたいと思うようになりました。

中でも「歴史・文化・政治・経済」について知りたいと思うようになり、「チャイナイノベーション」は中国のここ数十年間の経済発展を学ぶのにいいと思いました。

 

じゃ、さっそく行きます。

 

25歳・データ苦手の私目線「チャイナイノベーション」おすすめ度・難易度

 

ゴリゴリ文系、データ苦手な25歳の私目線の「チャイナイノベーション」のおすすめ度と難易度は以下の通りです。

 

おすすめ度:★★★★★ (5)

難易度:★★★★☆ (4)

 

Amazonのレビューでも言われていたのですが、とにかく情報の網羅度が高い。

具体例なども交えながら細かいところまで説明してくれています。

 

ただ、難易度も高め。

経済用語なども出てくるので、私は途中途中で用語の意味をググる必要がありました。

「チャイナイノベーション」ざっくり基本情報

チャイナイノベーション

出典:アマゾン

 

書名:チャイナイノベーション データを制する者は世界を制する

著者:李智慧 (り・ちけい)

出版月:2018年9月

出版社:日経BP社

定価:単行本 1,980円(税込) / Kindle版 1,881円 (税込)

 

出版社を調べてみると、世界的にベストセラーとなった「FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」も日経BP社から出ているんですね。

 

著者の李智慧 (り・ちけい)さんのプロフィールはこちら。

 

李智慧 (り・ちけい):中国出身。日本と中国の金融制度の比較研究やフィンテックやAIといった先端技術に関する調査研究が専門。「フィンテックウォッチャー」というかっこいい肩書きをお持ちです。
 
参照リンク:Bizzine
 

「チャイナイノベーション」は、序章と終章を含め8章で構成されています。

 

序章:米中貿易戦争とチャイナ・イノベーション

第1章:習近平国家主席とデジタル強国路線

第2章:なぜ中国でイノベーションが爆発的に生まれているのか?

第3章:阿里巴巴集団(アリババ)と騰訊控股(テンセント)ー中国版巨大プラットフォーマーの誕生

第4章:2強を追う先端技術企業

第5章:急速に進むデジタル化の負の側面

第6章:中国型イノベーションの本質と先端企業との付き合い方ーユニクロ・メルカリの事例

終章:データを制する者は世界を制する

 

「ほぉ〜」と思った部分・「すげぇ!」と思った部分

面白かった部分

ちゃんと理解できた部分で「ほぉ〜」「すげぇ!」と思ったり、知識としてシェアしたい部分を5つ書きます。

①:C2C (Copy to China) → 2CC (To Copy China)へ

②:国を挙げてのデジタル発展政策

③:中国イノベーションの起点「モバイル決済」爆誕の背景

④:「小走りしながら試行錯誤する」

⑤:ユニクロの中国戦略すげぇ

①:C2C (Copy to China) → 2CC (To Copy China)へ

【第1章より】

 

これ、どういうことかわかりますか?

 

以前はコピー大国として見られていた中国が、現在ではイノベーション大国として「中国をコピーしろ」と認識されるようになったということなんです。

 

超有名なフリマアプリ「メルカリ」もアリババやテンセントのビジネスモデルを研究してるんだとか。

②:国を挙げてのデジタル発展政策

【第1章より】

 

2015年、中国はデジタル政策「インターネットプラス」を打ち出しました。

 

「インターネットプラス」政策は、あらゆる産業にデジタル技術の利活用を推進しようとするものである。

引用:チャイナイノベーション (Kindleの位置No.211) Kindle版

 

  • ビッグデータ
  • AI
  • IoT
  • インターネット技術
  • クラウドコンピューティング

 

などを様々な産業と結びつけて活用しようということです。

 

国を挙げて「デジタル大国にすっぞ!!!!金融も製造も教育も交通もインターネット活用祭り!!!」といった感じです。(語彙力)

 

もしも、チャイナイノベーションのちゃんとしたレビューを見ようと思ってこの記事を読み進めてくださっているのでしたら、スミマセン。

 

余談ですが、韓国でも1998年にIT産業を推し進めるための政策を打ち出され、IT大国として発展したんですよ。

 

③:中国イノベーションの起点「モバイル決済」爆誕の背景

【第2章より】

 

この見出しはちょっと長くなります。

中国の全イノベーションの原点は「モバイル決済」といわれています。

 

これほどまでにモバイル決済がものすごい勢いで普及したのは、中国が「金融後進国」だったことが大きな理由です。

 

「金融後進国?ナニソレ?」を説明する前に、モバイル決済が急成長する「土台」となった背景を説明していきますね。

 

2008年まで、中国では会社のパソコンやネットカフェでインターネットに接続するのが一般的でした。

しかし、3Gなどのモバイルネットワーク整備やシャオミ(小米)などの格安スマホの普及によってネットの利用者数が爆上がり。(アップルの初代iphoneは2007年発売)

これが、書籍の中で紹介されている言葉を使うところの「起爆剤」となり、のちにモバイル決済が急拡大する土台となったのです。

 

さて、モバイル決済の土台となった背景を説明したので、中国が「金融後進国だった」とは?

ここに戻りますね。

 

中国では、長いあいだ国有銀行が金融業界を牛耳っていました。

大手の銀行は「貸出金利濃※1と預金金利※2の利ザヤ※3だけでめっちゃ儲けてる」と銀行の利用者から不満の声が挙がり、サービスの質も良いとはいえないものでした。

 

※1貸出金利:銀行が企業や個人にお金を貸すときの利息

※2預金金利:企業や個人が銀行にお金を預けているとき銀行側が払う利息

※3利ザヤ:貸出金利から預金金利を引いた差額(銀行の儲け)

 

日本の銀行でもありますが、待ち時間が長いとか、ちょっとした融通が利かないとかね。

待ち時間長すぎてスマホのバッテリー消費やばいみたいな。

 

加えてATMの配置が駅や大型モールなどに限られていたので「ちょっとコンビニにお金降ろしに行こう」ができない状況だったのです。

 

さらにさらに、当時の中国はクレジットカードの保有率が少なかったのです。

15歳以上の人口1人あたり0.7枚、日本は2.7枚。

 

クレジットカードの保有率が低かったことは当時のネットショッピングに問題を引き起こしていました。

それは「決済成功率が低い」ということ。

 

ネットショッピングって簡単に買ってもらえることが命ですよね。いかに煩わしさを減らすか。

AmazonのKindleショップで本を買ったことがある人ならわかると思いますが、「ワンクリックで購入」は決済終了までが早くて、ラクです。

 

でも、当時の中国はクレジットカード保有率が低かったので、ネットショッピングの決済方法は「口座引き落とし」だったというわけです。

 

しかし、口座引き落としの決済までが、だるいったらありゃしない。

認証手続きなどに手こずって「認証失敗」ってメッセージが出ると「めんどくさ。もういいや」ってページを閉じちゃうんですね。

 

こうした当時の中国の金融状況を改善するために、アリババの決済機能「支付宝 (アリペイ)」をはじめとしたモバイル決済が爆誕したのです!!!

 

ちなみに、アリババ誕生秘話なんかは続く第3章で説明されています。

④:「小走りしながら試行錯誤する」

【第6章より】

 

書籍の中で印象的だったのが、テンセントCEOの「小走りしながら試行錯誤する」という言葉。

 

中国では「誰が商品・サービスを最初に世に出すか」が重要視されており、スピーディーが重要とのこと。なので、テンセントでは100%の状態じゃなくてもとりあえず商品・サービスを世に出し、都度ユーザーからフィードバックを受けて改良していくというスタイルをとっているのだとか。

 

日本企業では、検証や実験を重ねに重ねて、100%の状態で出すのが良いとされていることが多いのでしょうか?

 

日本の企業:新商品・新サービスに対する完璧さ<<<スピーディーさ

中国企業:スピーディーさ<<<新商品・新サービスに対する完璧さ

 

といった感じでしょうか。企業文化にも違いが見えますね。

 

ブログを書いてて細かい文章とかが気になってしまい、なかなか執筆が進まないことがありますが、「とりあえず書いてさっさと公開しろ!」って言われてるようなもんですね。

⑤:ユニクロの中国戦略すげぇ

【第6章より】

 

ユニクロといえば、コロナで一度売り上げが落ちましたが、おうちで過ごすことが多くなる人のニーズを見越してパジャマやマスクの生産に注力しV字回復を果たしましたよね。

 

「チャイナイノベーション」でも、ユニクロの中国での事業戦略がいかに優れているかが紹介されています。

 

中国最大のSNSアプリ「微信 (ウィーチャット)」の公式アカウントを流通企業の中でいち早く開設して、ユーザーをユニクロ公式アカウントに取り込むためのキャンペーンを実施しました。

 

内容はこんな感じ。

 

まず、中国国内のユニクロの店舗にバーコードを掲示して、来店したお客さんがバーコードをスキャンするだけで簡単に公式アカウントのフォロワーになれる。

 

そして、フォロワーになることで抽選で景品がもらえたりするキャンペーンを行い、1人1日3回までとしていたキャンペーンを友人や知人に紹介することで抽選へ再度参加できるような仕組みも取り入れる。

 

その結果、ユニクロのキャンペーン情報とブランドはすぐにネット上に広まりました。

 

また、ウィーチャットの公式アカウントからユニクロのウェブサイトに飛び、商品の在庫状況や最寄りの店舗を簡単に調べることができたので、オンライン/オフラインでの購入にも繋がりました。

 

さすが、世界のユニクロ・・・。

チャイナイノベーションをおすすめしたい人

チャイナイノベーションは、こんな人におすすめしたいです。

 

  • 中国のモバイル経済やデジタル発展に興味がある人
  • アリババやテンセントなどの企業の誕生や発展史を学びたい人

        (配車アプリ「滴滴出行」など他企業の事例もあります)

  • 中国の企業文化について知りたい人

 

「中国のアプリってすげぇ」ってなんとなーく思ってる人なんかも面白いと感じるかもしれません。

 

ただ、難しい言葉もちょくちょく出てくるので「もばいるけいざい?」「いのベーしょん?」という方は内容を理解しきれず「難しい」と感じてしまうかも。

まとめ:中国デジタルの発展やモバイル経済を学ぶなら「チャイナイノベーション」

チャイナイノベーション

中国語から文化や歴史、経済など中国全般に興味が出てくる人は結構多いのではないでしょうか。

 

「チャイナイノベーション」は、デジタル大国として知られている中国のここ数十年間のデジタル発展を学ぶための情報が網羅されている本です。

 

いやー、買ってよかったし、もっと中国についての本を買いたくなりました。

 

Amazonや楽天での評価も高いので、気になった方はポチってみてくださいね。

 

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読んでみて「ここは面白かった!」なんて部分があれば、コメントやDMで意見交換も大歓迎です。

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チャイナイノベーション
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